Agentic-RAG using AutoGen and Langchain LangGraph Framework
Agentic RAG combines Retrieval-Augmented Generation (RAG) with agents to create adaptive, intelligent systems. Unlike st...
✅ 要点(箇条)
- 「Agentic RAG(エージェント型 RAG)」は、従来の単線的な RAG(Retrieval-Augmented Generation)よりも柔軟・自律性を持たせた仕組み
- エージェントが「いつ検索するか/どの情報源を使うか」を判断できる
- 中間段階での検証・修正・再検索ループを組み込める
- 内部メモリ、ベクトルDB、Webツールなど複数ソースを動的に統合
- LangGraph:グラフベースのマルチエージェントワークフロー構築枠組み
- AutoGen:複数エージェントによる協調動作・会話型ワークフロー構築枠組み
- LangGraph は状態管理や条件分岐、ループ構造をもつワークフロー設計に強み
- AutoGen は会話中心、動的エージェントの連携に強み
- 両者を使うと、複雑タスクを段階的に処理しつつ、誤り訂正や工具連携が可能な柔軟 AI システムが設計できる
🏗 概要:章立てで説明
以下は、元記事をもとにした構造的な解説だよ。
1. はじめに:Agentic RAG の動機と意義
- 伝統的な RAG は「検索 → 生成」という直線的プロセスが多い
- だがそれだと、検索タイミングや情報源選定を柔軟に変えられない
- Agentic RAG はより「意思決定的」な要素を導入して、動的な処理を可能にする
2. Agentic RAG の定義と構成要素
- 判断能力:エージェントが「この文脈で外部検索が必要か」を決定
- 情報源選択:ベクトル DB、Web 検索、内部メモリなどを条件に応じて使い分け
- 反復処理能力:中間結果を評価して、必要なら再検索・修正ループを回す
- 統合:複数の情報ソースを統合して、最適な答えを導く
3. LangGraph:グラフベース・マルチエージェント設計
- 各エージェントを「ノード(頂点)」として設計
- ノード間をエッジでつなぎ、条件分岐、ループ、状態遷移を表現できる
- ワークフローの可視化、デバッグ、長時間実行タスク管理支援(LangGraph Studio / Server)
- テンプレート、動的ブレークポイントなどの機能が追加されて使いやすくなっている
4. AutoGen:会話型・協調エージェント枠組み
- 複数エージェントが対話形式でやり取りしながらタスクを遂行
- エージェントの役割(例:retriever, router, grader, final answer agent など)を定義
- ツール登録・呼び出し、入出力仕様(アノテーション)を使って構造化
- 新バージョン(0.4 など)では、スケーラビリティ、非同期メッセージ、分散エージェント、メモリ強化などが強化予定
5. LangGraph vs AutoGen:使い分けと比較
- LangGraph:構造的なワークフロー設計に強み。状態管理、ループ、条件分岐を明示的に扱いたい場面で有利
- AutoGen:対話/協調重視、柔軟にエージェントをやり取りさせたい場面で適してる
- プロジェクト要件(構造 vs 会話重視、タスクの複雑さ、リアルタイム性など)によって選ぶ
6. 実装ワークフロー例
- LangGraph における典型的な流れ:ルーティング → 検索/取得 → グレーディング → 生成 → 検証 → 再ループなど
- AutoGen における典型設定:user_proxy → router_agent → retriever_agent → grader agents → final agent
- 実際のコード例(GitHub リポジトリのノートブック参照)
- 注意点:計算コスト、遅延、エージェント間の整合性維持
7. 結論と応用シナリオ
- Agentic RAG は万能ではない:LLM 呼び出しのコスト・遅延のトレードオフがある
- 向いてる場面:顧客サポート、知識ワークフロー、複雑問答タスク、反復検索が必要な領域
- LangGraph/AutoGen の得意領域を理解して、適材適所で使い分ける
付録:LangGraphとAutoGenのワークフロー要点
🔹 LangGraph ワークフロー
- グラフベースでエージェントを ノード、処理フローを エッジで表現
- 基本流れ
- インポートとモデル初期化
- エージェントを関数/クラスとして定義(状態を入力→更新状態を出力)
- ツールを定義し、ノード化(
Tool_Node) - エージェントとツールをノード登録
- クエリがエージェントノードから開始し、条件に応じてツール呼び出し
- 必要に応じて繰り返し実行し、解答へ到達
- 処理ステップ例
- ルーティング:質問を「インデックス参照」か「Web検索」へ分類
- 文書取得・グレーディング:関連文書を取り出し、品質判定
- 生成:取得文書に基づいて解答作成
- 検証:正確さや幻覚(誤答)をチェック、必要なら再ループ
🔹 AutoGen ワークフロー
- オープンソースのマルチエージェント協調フレームワーク
- 典型的な流れ:
- User Proxy がクエリを受ける
- Router Agent が処理経路を判断
- Retriever Agent が情報検索
- Grader Agents が結果や生成文の妥当性を評価
- Final Agent が最終回答を作成
- 特徴
- 会話ベースでエージェント同士が対話・協調
- 外部APIやツールと容易に統合
- AutoGen 0.4 では非同期メッセージ、分散展開、強化メモリなど大幅強化予定
👉 LangGraph は 状態管理と構造化ワークフロー に強く、AutoGen は 会話的協調と柔軟性 に強い、という位置づけ。


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