【WSL】WindowsでLinux環境を構築:2025.8.24

備忘録

Windows 11で始めるWSL入門:Linux環境はどうなっているのか?

はじめに

Windows上でLinux環境を動かす仕組みとして、WSL(Windows Subsystem for Linux) が注目を集めています。特にWindows 11では「WSL2」として本物のLinuxカーネルが統合され、開発者はほぼネイティブなLinux環境をWindowsで利用可能。

  • WSLは「Windows上にLinuxを載せるレイヤー」
  • WSLはあくまで仕組みで、Ubuntuなどを別途インストールして初めてLinux環境になる
  • Linux→Win:ホームディレクトリは /home/ に作られ、Windows側は /mnt/c/…
  • Win→Linux:\wsl$ やVS Code Remote-WSL経由が安全
  • VS Codeとの連携はRemote-WSL拡張が実用的

1. WSLの正体

WSLは「Windows上にLinuxを載せるレイヤー」です。

  • カーネル:WSL2ではMicrosoftが提供するLinuxカーネルが動作
  • ユーザー空間:UbuntuやDebianなど、好みのLinuxディストリビューションを追加インストールして利用

つまり、WSL自体は空の箱であり、実際に使うにはUbuntuなどをMicrosoft Storeから導入する必要があります。


2. Ubuntuを入れるとどうなる?

Ubuntuをインストールすると、Linuxユーザーを作成する画面が現れます。
ここで設定したユーザー(例:ono)には、通常のLinuxと同じようにホームディレクトリが作られます。

/home/ono

ここがLinux側の作業場となり、.bashrc などの設定ファイルもここに配置されます。


3. Windowsとのファイルアクセス

LinuxからWindowsへ

WSLのLinux環境からWindowsのファイルは、以下のようにマウントされています。

/mnt/c/Users/<Windowsユーザー名>/

たとえば、Windowsの C:\Users\ono\Documents は、Linuxから見ると

/mnt/c/Users/ono/Documents

となります。

WindowsからLinuxへ

逆に、Linuxのホームディレクトリ(/home/ono)は、Windows側では

C:\Users\<Windowsユーザー名>\AppData\Local\Packages\...

の奥に保存されています。
ただしここを直接操作するのは推奨されず、VS Code Remote-WSL\\wsl$ 経由でアクセスするのが安全です。


4. VS Codeとの連携

Windows 11では、WSL環境上でVS Codeを使う方法が2つあります。

  1. Remote-WSL拡張を使う方法(推奨)
    • Windows版VS Codeを使い、code . でWSL内のディレクトリを開く
    • Linux側の拡張機能やビルド環境をそのまま利用できる
  2. Linux版VS CodeをGUIで起動する方法(WSLg)
    • WSLgを利用して、Ubuntu内に直接Linux版VS Codeをインストールし、GUIで起動

通常の開発環境としては1の方が安定しており、日常的に使うならRemote-WSLがベストです。


まとめ

  • WSLはあくまで仕組みで、Ubuntuなどを別途インストールして初めてLinux環境になる
  • ホームディレクトリは /home/<user> に作られ、Windows側は /mnt/c/... でアクセス可能
  • WindowsからLinuxホームを見るときは \\wsl$ やVS Code Remote-WSL経由が安全
  • VS Codeとの連携はRemote-WSL拡張が最も実用的

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